2020/5/13 (wed) release
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RCSP-0103
定価¥2,420(税抜定価¥2,200)
<収録曲>
01.国境線
02.ウヰスキーインザジャー
03.ランブリンマン
04.ハッピーホリデイ
05.しょがないねロック
06.BOOM BOOM
07.ビッグブラザーブルース
08.多摩川の午後
09.あなたの声
10.スマイル
11.NO.9トレイン
12.フリーバード
press release
夜のストレンジャーズ、約2年振り10枚目のニューアルバムがリリースされる。
1998年に結成され、以来21年以上に渡りロックンロールを続けてきた夜のストレンジャーズ。記念すべき10枚目の今作は新ベーシスト、荒川力(キリ)加入後初の作品である。オーバーダビング一切なし、炎の一発録り、魂を帯びた歌詞が突き刺さる。夜ストの長いキャリアの中での特筆すべき作品に仕上がっている。
まずM-1「国境線」が凄い。完全に1曲目で心を鷲掴みにされる。ジョーストラマーは18年前に鬼籍に入ったが、我々には夜ストがいる。哀愁と激情が入り混じった非常に力強いナンバー。M-5「しょがないねロック」のユーモアとアイロニーの絶妙のブレンド具合も夜ストならではの世界観である。ジョンリーフッカーの名曲「BOOM BOOM」のカバーは夜ストがブルースの伝道師である事の証明とも云うべき荒々しい仕上がりになっている。M-8「多摩川の午後」はこれぞ夜スト流スィートソウルともいうべき切なくも軽快なナンバー。そしてM-9「あなたの声」、魂の叫び、という言葉がこれ程相応しい曲もなかなか存在しないのではなかろうか。胸を締め付けれれるようなヒリヒりとした感情がいつまでも消えない、そういう名曲である。ラストを飾るタイトル曲「フリーバード」は自由という概念に正面から切り込んだ感動的なロックンロールナンバーとなっている。
夜ストこそ最も重要なロックンロールバンドである、という事を教えてくれる作品となっている。