2008/11/5 (wed) release
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RCSP-0009
定価¥2,420(税抜定価¥2,200)
<収録曲>
01. ジミー
02. 夜の仔
03. 青い鳥
04. テキサス
05. 毒水
06. マルコポーロの大冒険
07. 「4」
08. 金字塔
09. フレア
10. 38時間
11. 百年の恋
12. 野生の王国
press release
「21世紀の森田童子」とも言うべき終末観漂う刹那的な歌声。日本地下世界の秘境、名古屋から全世界のダークサイドに生息する社会不適応者達へ贈る絶望という名の葬送曲。「呪いの子守歌」とも言うべく漆黒のメロディが年間3万人を超える自殺者を生む極東の島国を撃ち抜く!
その名はミラーボールズ。
ベルベットアンダーグラウンドから始まる暗黒ロックの到達点とも言うべき、殺傷力200%の静かなる暴力。地下世界の弱者からのドMな復讐が今、静かに遂行されようとしている・・・。
ミラーボールズ
2002年結成。2005年、くるり主催のコンピ盤「ノイズマッカートニーコンピレーション Vol.2」に参加。2006年12月に1stアルバム「スピカ」をリリース。その狂気と絶望の退廃的かつナイーブな歌声で日本地下世界音楽愛好者の度肝を抜く。しかし、そのナイーブさが故にひきこもる事となる・・・。バンド解散の危機という絶望的な状態から奇跡的に生還し、レコーディングに着手、血みどろの作業を真夜中に繰り返し、難産の末、2ndアルバム「創世記」が完成。そのシュールかつ空虚かつ孤独かつ絶望的な世界観、静けさの中に漂う暴力性は驚天動地、とも言うべき臨界点に達している。断末魔の叫びの1部分を紹介しよう。
「ナッツのチョコバー かじったらちょっとさ 死にたくなって笑ってみたり」 (M1:ジミー)
「チョコレート一つで彼女は38時間を生きる 水と油でマーブリング・・・
眠れない 今夜 秘密のパーティーがある。何故だか分からない 底なし泥沼に背中を押されている
何故だか分からない」(M10:38時間)
「毒の水を飲んじまった 毒の水を飲んじまった・・・
掌には太陽 赤と赤と赤の縞々 壁の中で彼女 泣き崩れて 今、ちょっと泣いた」(M5:毒水)
ミラーボールズという名の毒水を飲めばアナタもきっとお伽の園に行けるはず。お伽の園はあの世かもしれません・・・。
<コメント>
かつてジャックスは「われた鏡の中から俺を捜し出すんだ」と歌ったが、ミラーボールズは鏡の世界を通り抜け、言葉のナイフで宙を切る。
「いまだ! キックを使え! 目だ!」
吉田 豪